あなたの質問、お答えします!(2011/12/6)

あなたの質問、お答えします!(2011/12/6)が更新されました。

メンドクサイ方はこちらをどうぞ↓

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

あなた質問、お答えします!(2011/12/6)                       2011年12月6日

「あなたの質問、お答えします!」では、プレイヤーの皆さまからお寄せいただいたご意見やご質問に対する一問一答をご紹介していきます。

今回は、UO Straticsにて公開されたデザイナーⅡのMichael "Phoenix" Mooreが回答した5つの質問を元に作成したQ&Aをお届けします。

質問

ゲーム業界での「経歴」を教えてください。

回答

私はいわゆるゲームシステムデザイナーです。つまり、私が主に担当するのはゲームのコンテンツ部分ではなく、システム部分なのです。

ですから、クエストを書いたり、ダンジョンにモンスターを配置したり、ゲームの地形を決めたり、といったことはほとんどしません。戦闘バランスの調整、モンスターのAI、モンスターやプレイヤーのアビリティ、生産、取引などを担当します。この仕事には、ソフトウェアエンジニアリング、データ分析、データベース、技術的及び創作的文章力、ユーザーインターフェースデザインなどを含む幅広いスキルが要求されます。自分で作ったデザインを導入することもよくあるんです。

この仕事を続けて10年になります。そのうち6年半はウルティマ オンライン、残りは「Richard Garriott’s Tabula Rasa」に携わりました。

質問

関わったプロジェクトのうち、最も誇りに思うものはどれですか?

回答

正邪の大陸で導入された家のカスタマイズの導入に携わりました。これはよくチームが話題にするアイデアでしたが、ほとんど夢物語だと思われていたものです。

この原形を作ったことが私が誇りに思う仕事です。アイデアの実現化に4日かかりました。その最初の試作品は最終的な製品の物とは全く違っていて、使ってみた後でごみ箱行きになりました。ですが、その試作品によってプレイヤーが家をカスタマイズできる可能性を示すことができたのです。さくっと大雑把な試作品を作るのは、自分の仕事の中で大好きな部分ですね。家のカスタマイズシステムを完成させるため、後に私はクライアントとサーバーのエンジニアたちと一緒に作業を行いました。

私にとって嬉しかった仕事のもう一つは、最近のものですが、シェイムダンジョンの改善に関連したマジックアイテム生成システムです。

UOのランダムな戦利品には、特に悪い問題が1つあるとずっと思っていました。あのランダム性ときたら全くひどい物です。ゲームシステムにおけるランダム性は好きなんです、ある程度までならば。でも藁の山の中から一本の針を探すような行為が楽しいゲームプレイだとは思えませんでした。そしてUOのランダムなアイテム生成に関連したその他の重要な数々の問題と共に、この問題に取り組む機会を得たんです。その結果は大きな改善となり、UOがより良くなっていくと思いますよ。

質問

開発チームの人は将来のコンテンツなどについて話せないことは判っていますし、皆そのことを尊重しています。ですが、導入済コンテンツで、あなたにとって一番口をつぐんでいるのが辛かったものがあったら教えてくれませんか?

回答

「口を滑らす」ことはしたくないです。自分の手札は見せないタイプですから。

百聞は一見にしかず、と言いますよね。ゲームシステムでもその通りなんですよ。αテスト版を実際に試す方が、フォーラムの何千もの投稿よりも物を言うこともあるんです。ちょっとした試作品は、言葉では到底説明できないゲームシステムの魅力や感覚を伝えることができます。言葉だけで説明していたら、抽象的なイメージばかりが幾つも生まれてしまうでしょう。パイロットを育てるのに操作マニュアルをポンと一冊渡せば済むわけじゃありません。彼らはいつかは実際に操縦桿を握って、体験しなきゃならないんです。それと同じように、自分が欲するゲームデザインを机上で分析や思考を重ねて書き上げることはできるでしょうが、それが本当に良いものかどうかは、実際に遊んでみないと判らないものなのです。

質問

現在のチームでは、誰がいたずらっ子ですか?何かいたずらされましたか?あるいは、いたずらに対するあなたの最高の反撃は何でしたか?

回答

うーん、今のUOチームはとてもおとなしいですね。以前にいた人たちから何か学習したのかもしれません。

Tabula Rasaに携わっていた頃の話です。このゲームのプレアルファバージョンのライブ実演が行われるという大事な週末に、プロデューサーの一人がビルド(ゲームプログラム)を壊しました。プロデューサーがエンジニアの輝く計器に触っちゃいけない理由の一つはこういうことなんですよ。それはともかく、次の週にこのプロデューサーが帰ると、上司たちは彼のオフィスのドアを文字通り消してしまいました。ドアとドアフレームを取り払って壁を作り、廊下に調和するようにその壁をペイントして、彼のネームプレートも外したんです。結局、彼は手斧を使って押し入らなければなりませんでした。

それから、彼らがリードデザイナーのオフィスをアルミホイルで包んだこともありましたね。ご丁寧なことに、瓶に入っていた頭痛薬を取り出して一粒一粒アルミホイルで包んで瓶に戻したほどです(もちろん、その後で瓶もアルミホイルで包まれました)。オフィス内のあらゆる物が完全にアルミホイルで包まれていましたよ。

質問

仕事を離れた時には、何をしていますか?

回答

15年連れ添った妻と過ごすのが好きです。一緒にゲームをしたり、映画やテレビを見ます。二人で食事も楽しみます。現在は、ある動物救護団体と一緒に子猫たちを育てています。

コメント

タイトルとURLをコピーしました