子どもの日イベント ~老人と鯉~ が更新されました。
内容は以下↓ 詳細は北斗EMサイトをご覧ください
*内容記載方法はEMサイトとは一部異なります
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日時:2012年5月5日 土曜日
北斗シャード:21:00より
無限シャード:21:30より
集合場所:禅都銀行前
※無限シャードの開始時間は北斗の状況によって遅れる可能性があります。
【ゲーム内チャット】
・当日はチャットチャンネル Hokuto EM Event へお入りください。
・無限シャードの方はGeneralへお願いします。
※今回は主にプレーヤー同士の情報交換にご活用ください。
※EMが不在になる時間帯があるため、ご質問にお答えできない場合があります。
【お願い】
・円滑なイベント実施のため、皆様のご協力をお願い致します。
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「なんと言うことじゃ! 鯉が……。」
老人は絶望した表情でつぶやいた後、誰へともなく話しはじめた。
「トクノ諸島ではこの時期子どもの成長を祝い、3匹の大きな鯉を町に飾る祭りがあるんじゃ。その鯉はいつもは水のなかで生活しておるのじゃが、祭りの時だけは我が家に代々伝わる3日がかりの秘術をかけて空へ放つ。」
老人はここまで一気に話すと誇らしげに胸を張って言った。
「この姿を一目見ようと、この時期には各地から沢山の人々が訪れるんじゃよ……!」
そして、鯉を代々世話しているのがわしじゃ、名を九代目鯉九座衛門(りくざえもん)と申すと名乗った。老人は話を続けた。
「鯉はそれはそれは高価な鯉なんじゃよ。普段は人々の目につかない場所で大切に育てておるのじゃが……。今年もいつものように鯉の稚魚に1日目の秘術をかけ、1匹ずつ金箔を貼った桐の箱におさめてその日は休んだのじゃが、翌朝起きてみたらすべての箱が忽然と姿を消していたというわけじゃ。」
1日目の秘術しかかかっていない鯉は、空中で長くは生きられないだろう。けれど例え1匹でも生き残っているのならば、わずかな望みをかけて探し出さねばご先祖様に申し訳が立たない。
それきり老人は口をつぐみ、東屋へと戻って行った。
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