王室広報官のRiccioです。
今回はミニオンくんからの依頼です。
最近友達になった、モンちゃんが秋祭りを開催するので、その準備のお手伝いをお願いしたいとのことです。
詳細については当日お伝えいたします。
開催日時:11月23日(木) 22時00分
集合場所:ブリテイン広場
注意事項:
予期せぬ出来事が発生するかも知れません!貴重品はなるべく持ち込まないよう、お願いします。
以下に該当の場合、あるいはEMが問題ありと判断した場合はコールのうえ、イベント中止の措置を取らせていただく場合があります。
- イベント進行の妨害、かく乱行為。
- EM、あるいはほかのプレーヤーに対する侮辱的発言、またはそれに準ずる行為。
皆さんのイベントです。マナーを守って楽しく参加しましょう!
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プロローグ
全ては偶然の出会いから。
「これは鍋の具材に最適ミニ!」
森の中でキノコを採取しているミニオン。
それを茂みの中からこっそりと見ているモンバットがいた。その名はモンちゃん。
(あのミニオンは何をやってるのだろ? 鍋って人間が食べるモノじゃなかったっけ?)
モンちゃんがミニオンの不思議な行動に興味を持った瞬間であった。
モンちゃんは、それからミニオンの行動をこっそりと観察することにした。
ここは、ベスパー西の森。
モンちゃんは、この森で古の時代から住んでいる、ちょっぴり珍しいモンバットの一種で、人の言葉を理解して話すことができる。
食性は雑食で小動物から木の実まで調理せずそのまま食べている。生食派である。
それゆえ、人ではないミニオンが鍋料理の具材を探していること、調理をしていることに興味を持ったのだ。
「このキノコは貴重ミニ!ミニオンちゃんが喜ぶミニ!」
ミニオンの行動を観察して数日、いくつか分かってきたことがある。
あのミニオンの名はミニオンくん。
キノコが大好きで、それを使った至高の鍋料理を研究していること。
今月はミニオン達で鍋料理を競うお祭りがあること。
ミニオン君はミニオンちゃんが大好きなこと。相思相愛なのかは不明。
彼らを調べていて、とても自由に生きていることが分かった。
それに比べモンバットはどうだろうか?
古くからのしきたりに従い、食べ物は調理せず生食!お祭りの類も一切ない。
ミニオンみたいに自由に生きたいと思うモンちゃんであった。
(よし、決めたぞ!モンバットもお祭りをしよう。調理もやろう!)
そう心に決めたモンにゃんは、ミニオン君の前に姿を出して口を開く。
「こんにちは。おいらは、モンちゃんだよ」
「び、ビックリしたミニ。気配を消して近づくのはダメミニ」
キノコ採取中、背後から不意に声をかけられ、気絶しかけたミニオンくんであったが、両者はすぐにうちとけ、祭りと鍋料理について話し始めたのであった。
「冒険者のみんなにお願いして、幻のキノコを探しに行くと良いミニ!」
「そんな、人と一緒に行動するなんて恐ろしいことできなモン」
不安そうなモンちゃんであったが、ミニオン君が協力するということで、秋の祭りを行うことになった。
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