王室広報官のRiccioです。
今回はYewのエルさんから、海洋調査の協力依頼が来ております。
詳細については当日話されるそうです。
開催日時:12月26日(火) 22時00分
集合場所:ブリテイン広場
注意事項:
予期せぬ出来事が発生するかも知れません!貴重品はなるべく持ち込まないよう、お願いします。
以下に該当の場合、あるいはEMが問題ありと判断した場合はコールのうえ、イベント中止の措置を取らせていただく場合があります。
- イベント進行の妨害、かく乱行為。
- EM、あるいはほかのプレーヤーに対する侮辱的発言、またはそれに準ずる行為。
皆さんのイベントです。マナーを守って楽しく参加しましょう!
プロローグ
ここはYewの海沿いにある一軒家。
エルという名の若者が気象観測を行っている場所である。
彼は学者ではないが、その実力はライキュームの実力者からも一目を置かれていた。
今は研究発表の時期であり、エルは気象に関する論文作りで忙殺されていた。
「エル、ちょっと来てくれなきかしら?」
声をかけてきたのはアン。幼なじみの縁で観測を手伝ってくれている。
「論文で忙しいんだよ、それほど重要なことでも?」
「昨日からの水温上昇が異常なの。ちょっと見てよ」
冬は水温は低下していくのだか、今年は下がるどころか上昇傾向であった。
「そんなに上昇したのか?見せてくれないかな」
エルは筆をとめると、アンが持ってきたビーカーに入った水温計に視線を移した。
「24度?あり得ないだろ」
この時期の平均水温は17~18度だが、昨日は20度であった。
最近水温は上昇傾向であるが、今日の数値はあり得なかった。
水温計の故障を疑ったエルは予備を手に持ち、海に向かった。
「私もおかしいと思ったから計り直したの、でもやっぱりその水温なの」
この時期の風は海から吹くことが多いため、水温が高いということは、気温も高くなる。
そろそろ雪が降りだしてもよい頃なのだが、北から暖かい風が吹くという、異常な気候になっている。
「アン、これは海を調査する必用がありそうだ」
エルは険しい表情で口を開く。
「漁師さんにお願いしてくるね」
アンは告げると漁師のところへ向かった。
数日後、調査団が結成されて海洋調査を開始することになった。
「皆さん、集まってくださってありがとうございます」
エルは調査内容を漁師に告げると、組合長が口を開いた。
「これは俺たちにとっても死活問題だから、喜んで協力させたもらうよ。このままじゃ魚が獲れないからな」
海水温が上昇している関係で、この時期に獲れる魚が減っているのだ。
漁師達にとっては死活問題である。
今回調査に参加した船は3隻。
出港して数時間経過、水平線が大気の揺らぎで見えづらくなってきた。
同時に気温も上昇し暑くなっている。
眼前の光景を不思議に思った組合長が双眼鏡を使ってみてみると。
「なんだあれは?」
続いてエルも双眼鏡を使うと。
「なんであんなところにファイヤーエレメンタルがいるんだ」
そこにいるのはファイヤーエレメンタルと思われる集団であった。
ウォーターエレメンタルがいる海域に、何故かファイヤーエレメンタルが。
しかも、大量に。
さらに、海上にいるため動けないようだった。
「状況が理解できない。とりあえず我々では対応できないな。。。」
エル達は助けを求めるため、Yewに戻るのであった。
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