王室広報官のRiccioです。
今回はTrinsicの冒険家オブライエンさんから、行方不明の仲間を探す手伝いの依頼が来ております。
詳細については当日話されるそうです。
開催日時:1月20日(土) 22時00分
集合場所:ブリテイン広場
※大和シャードは1/25 開催
注意事項:
予期せぬ出来事が発生するかも知れません!貴重品はなるべく持ち込まないよう、お願いします。
以下に該当の場合、あるいはEMが問題ありと判断した場合はコールのうえ、イベント中止の措置を取らせていただく場合があります。
- イベント進行の妨害、かく乱行為。
- EM、あるいはほかのプレーヤーに対する侮辱的発言、またはそれに準ずる行為。
皆さんのイベントです。マナーを守って楽しく参加しましょう!
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プロローグ
探検家のオブライエンは行方不明になっている友人のマルコビッチを探すために、必用な装備品の準備をしていた。
「今は少しでも早くマルコビッチを探しに行きたいんだ」
「1人で行くのは危険過だ。ギルドの捜索隊に任せた方がいい」
オブライエンの友人であるトニーが、彼を引き留める説得をしていた。
マルコビッチは新しいく発見されたダンジョンに向かい、行方不明になっていた。
このダンジョンはマルコビッチ以外にも入った者が多くいるが、行方不明になる者が増えている。
無事に帰ってきた者もいるが、内部について聞いてみると、まるで迷路、気がついたら入口に戻っていたらしい。
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数時間後、オブライエンは新ダンジョンの入口に立っていた。
「オブライエン、気を付けていくんだぞ。このダンジョンは何かがおかしい」
説得に失敗したトニーがオブライエンに声をかけていた。
「そう心配するなって、俺もダンジョンは何度も入ってるんだ」
オブライエンはトニーとの会話を手短に終えダンジョンに入っていった。
オブライエンとマルコビッチは探検家仲間で、他の数人とパーティーを組んでダンジョンに入ることが多い。
今回の新ダンジョンも当初はパーティーを組んで探索する予定だったが、情報が少ないため意見が割れ、マルコビッチが代表で偵察へ行くことになった。
本当はオブライエンも同行する予定だったが、季節性の風邪で高熱が出たため、ダンジョン入りを断念していた。
そのため、オブライエンはマルコビッチが行方不明になっていることに責任を感じており、見つけるまで帰らないつもりであった。
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このダンジョンは、まだ正式な名前がついていない。
発見者がパン屋のサキという娘なので、ダンジョンサキという仮の名前が一応ついている。
このダンジョン、とにかく湿気が多く、生暖かくとても不快な環境なのが特徴である。
「確かに迷路だな・・・」
時おりモンスターに遭遇するが、階段を登ってたどり着いた場所は、先ほどのところと同じ作り。
違いがあるとすれば、何故か植物が生えているのだが、その種類が異なる程度。
あとはキャンドルが1つと、謎の石碑が1つ・・・
何度階段を登っても、登っても、登っても・・・
その先は同じ風景であった。
そして気がつけば、入口に戻っていた。
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街に戻ったオブライエンはトニーの元を訪ねた
「無事だったかオブライエン。マルコビッチはみつかったか?」
「見つからなかった。というよりあのダンジョンは迷路だ。俺があそこに入ってどれくらいが経過していた?」
ダンジョン内では同じ作りの場所が永遠と続いていたので、どの程度の時間が経過したか分からなかった。
ただ、食事と休憩した回数を考えると3日は経過していた気がするが、トニーの回答は意外なものであった。
「一週間だよ」
どうやらあのダンジョン、時間の感覚も通常ではない可能性がある。
「一週間もか? これはもう俺たちではどうすることでもできないな」
オブライエンは広報官を通じて冒険者に助けを求めることにした。
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