プロデューサーからの手紙- 2010年5月(二通目)

プロデューサーからの手紙- 2010年5月(二通目)が更新されました。

違反プレイヤーのこととか、野生動物を家に閉じ込めるのは違反だとか、そういう件についても触れている今回の件。

水樽が破壊できるようになったこととか考えると、嫌がらせとかスクリプト系に対して対処しようという動きが見えていいね。

無限ピッチャーが使えなくなるのは残念だけど。

というわけで、メンドクサイ方はそのままコピペ↓

・・・・・・・・・・・・・・・・

プロデューサーからの手紙- 2010年5月(二通目)

どんな風に書きだしたらいいのか、いつも悩んでしまうな……。

そうだな、空軍の「サンドイッチ」の話で始めようか。空軍のサンドイッチにはどんな具が挟まれているのかって話じゃないぞ。そうじゃなくて、一番いいニュースは真ん中に挟んで発表することが多いっていう意味だ。

まず最初に。

パブリッシュ66はその姿を現し、この手紙を公開する頃には、君たちのおかげで発見された様々な問題、たとえば水入りピッチャー、バードと騎士道に関する問題、ペーパードール上でのバードマスタリーの書などに関する変更が入っていることだろう。Originシャードへの導入前に、テストセンターに実際にログインして様々な点を見てくれたプレイヤーの皆にはとても感謝している(そうだ、まだ始まり(Origins)じゃないぜ!)。

SAクライアントの改善や記念碑についても喜んでもらえると嬉しい。記念碑は米国の戦没者追悼記念日(5月最終月曜)より前に導入したいと考えている。

このパブリッシュでは多くの作業を行ったが、計画の全てを出し切るには時間が足りなかった。そこで、7月前にミニ66とでも呼べる追加変更を計画している。その大部分が大きなクライアントアップデートとなるだろう。今後2週間の変更量についてはDerekとGrimmに考えがある。

パッチにはグラフィックの追加更新や今回のパブリッシュに含めることができなかったライブストーリーに関連した変更が入るだろう。だから、今がフィクションのズレと俺たちの意図について語るいい機会だ。

そこで次の話題だ。

まず知っておいて欲しいんだが、ストーリーの枠組みを描いたのは数カ月前のことで、各イベントモデレーターによってそれまでに描かれていた物語とウルティマ オンラインの世界観の双方をできる限り考慮に入れてストーリーを決めた。だが、プレイヤーが実際に共有している(ストーリーの)大きなピースが幾つかあることに俺たちは気付いているし、マジンシア再興に向けた挑戦へのしっかりとした基盤を与えること、同様にウルティマ オンラインファンに受け入れられられるような真の悪とは何なのかを我々のチーム全体が見極める機会を与えること、その両方に努力していくつもりだ。

イベントモデレーターたちは実施したいイベントをいくつか持っていたので、当面は各シャードそれぞれの「お楽しみ」に注目していてくれ(日本シャードのプレイヤー向けには、IGMが実施する)。

さて、ここからがサンドイッチの具の部分だ。

俺たちはサードパーティプログラムの情報を収集してきた。だが誤判断を下すことのないように、それらのデータをふるいにかけているところだ。また、UOAssistやUOAMは処罰対象ではないから安心してくれ。俺たちが今追跡しているのは特定のスクリプト(プログラム)類だ。興味深い傾向を見出したので、しばらくは観察を続けるつもりだ。だが……、違反者発見の仕組みについて少し教えておこう。

情報収集はサーバー側で行う。サーバーが違反プレイヤーが実行しているスクリプトをチェックする。この点を理解してほしいんだが、情報収集と確認は全てサーバーが行うんだ。そうすることで、サポートスタッフに違反行為と断定するデータを得るための「根性」を要求するなんてことより容易に確かなデータを与えることができるのさ。違反プレイヤーが実行している全ての違反スクリプトをサーバーはチェックするだろう。その情報によって、サポートスタッフは効果的で効率的にUOの清潔さを保護するための処分を下すことができ、だれもが公平にプレイできるUOの世界を保つことができるだろう。

俺たちがある違反プレイヤーたちを特定して処分を下したという話が伝わり、他のプレイヤーたちはゲームデザインに従ったプレイをする人々の中核となることを願っている。

前にも言ったが、これはまだ初期段階に過ぎない。努力はまだまだ続く……ここに辿りつくまでに、コミュニティの皆が辛抱強く待ってくれたのを理解している。だが、まだ改善は続く。そうすることで継続的に「クリーン」なプレイ環境を提供し、コミュニティに新たな楽しみが生まれることが俺たちの願いだ。

違反を重ねるプレイヤーに対しては、何か独創的で、公正で、なおかつ……中世的なことを考えたいんだがな。

さて、このサンドイッチにはもうちょっと肉を挟んでおこう。

米国の掲示板上では、家のデザインに対してとられたある処置について、喧々囂々(俺はこの言葉が好きだ)の議論があった。

開発チームは違反に対するポリシーの強制適用を目的として活動しているのではない。俺たちが行っているのは、プレイヤーが探求したり楽しんだりできるようなコンテンツやプレイをゲームに供給することだ。

家のデザインの場合、何が違反で、何がOKとは言えない物なのか。大雑把な目安を言うと、他のプレイヤーのプレイの自由を妨害するようなことは、ダメだ。それと、家に野生動物達を閉じ込めれば違反行為だ。当面は、何をすると困ったことになるのかは、その付近でずっとプレイしている他のプレイヤーに聞いてみるといいだろうな。ウルティマ オンラインの大きな特徴の一つはそのコミュニティだ。判らないことがあったら、誰かベテランに聞くことができるのさ。

この話題について書くと長くなるから、いつかこの話題を中心にした手紙を書こう。現時点では、取り壊された建物があるとすれば上記の目安に反していたのだということを理解してほしい。また、家のデザインや内装を理由とした処分のうち、不当な処分もなかったはずだ。

もしカスタマイズハウスや内装などに変更を加えることになったら、事前に広くコミュニティに知らせるつもりだ。

予告したことは全部これで書き終えたかな。じゃあサンドイッチの仕上げといこうか。

UOチームに新メンバーが加わった。彼女の名はSylvana Lily、月曜の午後4時41分に生まれた。体重4,366グラム、身長53センチ。来週にでも彼女にストーリーを書いてもらおうかな。もしブリタニアのあらゆる物がアヒルちゃん柄のベビーピンク色に染まったら、誰のせいなのかもちろん判ってくれるよな?

それじゃ、またな。
Calvin "Uriah" Crowner

コメント

タイトルとURLをコピーしました