BNN – マジンシアの風が更新されました。
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BNN – マジンシアの風 2011年4月7日
(Asuka, Wakoku, Hokuto, Izumo, Mizuho, Mugenシャードローカル)
BNNより、緊急ニュースをお伝えします。
現在、ニューマジンシア西部は暴風に見舞われています。ニューマジンシアへお出かけの際には、身体ごと吹き飛ばされないよう十分にご注意ください。
「それじゃあ、行ってくるでの」
キヨ ミカゼ(Kiyo Mikaze the shaman)は禅都のムーンゲートへ到着すると、振り返ってそう言った。見送りと思われる若い女性は何も言わず、その老婆をただ心配そうに見つめていた。
「ふんっ、弟子のお前にそんな目で見られるほど、あたしゃもうろくしとらんぞ!」
「ですが……」
「マジンシアが復興の兆しを見せはじめているという話はお前も聞いているだろ? あたしゃね、それに花を添えてやりたいんじゃ。それともなにかい、あたしにゃ出来ないとでも思ってるのかね?」
「いえ、先生の御力があれば造作もないことだと分かっておりますが、その、危険ではないでしょうか? せめて私も……」
「じゃあ、家のことは任せたぞい」
「あっ! 先生、ちょっと待ってください!」
弟子が話し終えるのを待たず、老婆はムーンゲートへ入った。久しぶりの一人旅、小言で時間を無駄にはしたくなかったのだ。
ミカゼ家は代々祈祷師の家系であり、生まれ持った特殊な力でこれまで禅都の住民たちを助けてきたが、今回はその力でマジンシア復興の手助けをしたいとキヨは考えたのだ。ただ、そこには弟子たちの指導に明け暮れる毎日から解放され、一人で旅がしたいという思いもあったに違いない。
キヨはブリタニア城を見学し、ユーでワインを堪能した後、目的地であるニューマジンシアへと向かった。
「ほう、ここがニューマジン……むおっ!」
ニューマジンシアへ到着した直後、激しい風がキヨを襲った。地に足をしっかりとつけていないと、身体ごと吹き飛ばされてしまうほどの強風であった。
「うむむ……これでは花を咲かせてもすぐに散ってしまうわい。あたしの力で風を止めるにしたって、一人じゃちと難儀しそうじゃのう」
ブリタニアへ来てから初めて、キヨは弟子を連れてこなかったことを後悔していた。しかし、今さら禅都へ戻る気にもなれなかった。
「……さて、どうしたものかねぇ」
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4月7日現在、ニューマジンシアに an air elemental 〔Spring storm〕が沸いている。
不調和は入らなかった。
ダメを与えることもできないが、かといって、ダメをもらうほどのものでもない。
ペットのスキルあげにいい感じ?
抵抗がALL100だしね。
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