鹿が食べない花:クリスマスローズ花盛り2023

クリスマスローズは鹿が食べないと聞いて植え始めたのは15年前くらい。

当時、クリスマスローズといえば、地味な花というイメージしかなくて、あまり興味がなかった。

クリスマスローズガーデン園芸植物の栽培と販売

岩泉ファームのHPをみて、白糸ピコティダークネクタリーFirst Kissがとてもキレイで、これなら欲しい!と思った。
(岩泉ファームHPより借用)

これがクリスマスローズか!?と思った。

花が咲いている株は高いので、3年待てば花が咲くかも?というサイズの苗をネットで購入。

数回にわけて購入した株は多分10種類はなかったと思う。
もう覚えていない。

あれから、自然に交配を繰り返し、種がこぼれ、発芽し、買ったはずのない模様のクリスマスローズが増えていった。
家の北側で、氷点下になり、霜柱が5cm以上立つ過酷な状況でも耐えるクリスマスローズ。

軽自動車が2台停められるくらいのスペースに、適当に増えた。

黒っぽくみえても黒ではなく、
似ているけれど違う色。
落ち葉をかき分けて出てきたけれど、土と落ち葉と同化して目立たない・・・。
本当の黒と呼ばれるのは、この色。
なかなか増えない。
下を向いているので、中をみるには、手で持ち上げるしかない・・・。

ピンク系やクリーム色系の糸のピコティ(縁に線がはいる)ダークネクタリー(蜜腺の色がダーク)しか買っていないのに、スポット(そばかす)がはいったものが咲いている。
案外、キレイな模様になっているからいいかな?
これはフラッシュ。
花弁の根元から濃色が星型のように染まっている模様で、ぼやけた花の色が中心で引き締まった印象になる。
これも勝手に交配して咲いたみたい。
ピコティダークネクタリーフラッシュ
これも勝手に交配。
こうやって、色々な種類が生まれてくるのですね。当時は、汚い色だなぁと思った地味色も、見慣れると結構かわいくみえたりする。
たくあんが腐ったみたいな色というか、なんというか(苦笑)・・・。
おまけと書かれて入っていた黄色いクリスマスローズ。
唯一、葉も斑入りだけど、まったく種で増える気配がない。
やっぱり斑入りは繁殖力が弱いのかな・・・・?

あとは、咲いていた一部の紹介羅列。
撮りきれないから適当。
全部撮ったら、何種類の花になるんだろう?
ちなみに、みんなシングル。
ダブルは派手すぎて好みじゃないので。
そして全部カップ型の花びらを選んで買ったのに、花びらの先が尖っている子がいるのはなんでだろうね(笑)?

他の山野草も、鹿が食べなければ、こうやってどんどん増えるのに。

気づけば、道路向かいにも、クリスマスローズが大株になっていた。
きっとうちの子(笑)!
唯一、囲いをせず、道路際で咲く花のエリア。
都会では、玄関先や、道路から見えるところに鉢を置いたり、花壇に季節の花を植えて彩ることができるけれど、
山では、そういった楽しみをするためには、柵やネットなど鹿対策をしないと楽しめないというデメリットがある。

(*゚∋゚)かーちゃんは、流行る前から地味なクリスマスローズを植えて大株にして楽しんでいたけれど、花が終わって種になってもそのまま置いてあると(ガクが付いた状態)
(*゚∋゚)とーちゃんに“まだ咲いてる”と嫌味のように言われていた。

鹿が増えて、食べられない唯一の花となった今、
嫌味を言っていた(*゚∋゚)とーちゃんは、花が咲くと、“咲いたよ!お前(かーちゃん)知ってるか?”とか言って写真を撮るようになった(笑)!
この変わりよう・・・。

ほんと、鹿が食べない貴重な春の楽しみな花のひとつ、クリスマスローズ。

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