躊躇。

多分、幼少の頃から動物関連で、自他共に認めること。

それは

しつこさ

根気

負けん気

だと思う。

今までも9割がた、飼育されている動物には負けたことがない。

かろうじて背中をみせてしまって乗られたことがあるのはアルパカ1頭くらいだろうか・・・?
これはあひるの飼育至上、唯一の汚点だと思っている・・・。

動物への接し方なんて教わったことはないし、調べたことも無い。

つい最近になって簡単にネットで調べられるようになって調べたら、自分がやってきたことが本に書いてあったことと同じようなことだったというだけ。

本能みたいな状態で接してきた。

その分、顔や腕、手の甲など、いたるところに犬などに噛まれた古傷などがある。

いまとなっては目立たないけどね。

武勇伝はかなりある。

目には目を、歯には歯を。
噛まれたら噛み返す、睨まれたら睨み返す
そのかわり可愛がるときは思いっきりくっついて触りまくる

親戚の家の吠える犬や噛み付く犬もそうやって従えてきたといっても過言ではない。

さて、犬や猫という生き物は、親の責任で飼っていても自分の責任として飼ったことは実ははじめてなのだ。

しかも成犬からなんて。

自分の責任で飼っているのは鳥くらい。

そして、もうすぐその犬も3ヶ月になろうとするわけだが、

はっきりいって良い子なのです。
はじめからおなかを出し、全身触らせ、傷や歯も触れる。
洗うこともできる。

それでも、あひる的には、かなり厳しく躾をし、リーダーは人間であるということを常に教えてきたつもりだ。

僕リーダーという状態で引っ張っていた散歩も、ほぼリーダーウォークに近い状態までできるようになり、できなかった待て、おすわりもでき、足もきちんと拭かせるようになった。

ネット検索であるように、躾に必要だといわれるご褒美のおやつなんてあげてない。
ただ褒めるだけ。
それでも十分にできるようになっていると思う。
おやつをもらえるからやる、それではいけないと思ったのだ。

最近は、時々、嫌なことされると(股の付近を拭くとか)キャンっといっていたのが、ガゥっというようになってきたので、自分の家族だと認め始め、自分の居場所だと思ってきて、借りてきた犬ではなくなってきたからかもしれない。

もちろん、ガウっというと、鼻っ柱を抑えられて咽喉をぐいっとされたりするわけだが。

ご近所からも迷い犬で来たことが知れているので、いい子ねー おりこうさんねー かわいいですねー

評判がいいです。ハイ。

最初は色々と考えることもあって、心の葛藤もあり、躊躇していたにせあひるも、今ではしっかりと我が家の犬、家族として接することもできるようになった。
いいパパなってます。

・・・・・・・・・・・

しかしだ

この2ヶ月、あひるはなんら躊躇することなくやってきたこと

他所様に迷惑をかけないような犬にすること
人間を見下す犬にはならないようにすること
そして信頼できる家族になるようにすること

周りからの評判もよく、かわいがられ、にせあひるからもかーちゃんからも可愛がられる良い子になったことに対し、逆にあひるが躊躇するようになった。

自分でもわかっているのだけど

この犬は、沢山の人に可愛がってもらえるから、自分は必要ないんじゃないかな

とか

最近は、平日は仕事の日も休みの日もあひるがやっていることを、休日にはすべてにせあひるにお任せしているのだけど、

ついでに週末のお休みはあんまり触らないようにしてみたりとか

鳥の子育ても同じ時期からやっているので、自分が結構いっぱいいっぱいなところがあったりすることもあるんだけど

鳥は自分しか面倒見る人がいないし、かわいいと思うのも自分しかいない(外にでるわけじゃないから)と思うと、

犬は面倒みてくれたり世話してくれる人がいるから・・・

と、鳥を優先するわけで。

それでも最低限のことはやっているので、犬の面倒をみることを放棄はしていないけど、それなりに1日を占める割合は犬への時間が結構かかっているとは思うけど

そういったいぢけたような想いは多分、犬にも伝わっているような気もするし、そういうときは犬も躊躇しているようにもみえる

自分がいぢけた気持ちではなく相手をしているときは、犬もかなりリラックスして膝で眠っているようにもみえる

波のある対応はいけないというのはわかっているのだけれど

犬に対する周囲の評価が高くなればなるほど、自分はこの犬にとって不要なんじゃないかという思いが強くなって、自分が犬を避けているような感じになってしまう

自分から犬を不安にさせたり、不信感をもたせたりするような行動をとっているということもなんとなくわかっているのだけど、

かわいいけど

かわいくない

無償の愛とか 慈悲の心とか 

まぁ

今のあひるには無理なことです。

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