ミヤマエンレイソウ(深山延齢草)の植え替えとその後 2022-2023

ミヤマエンレイソウを種から育てて、その後、5年以上植え替えをしていなかった。

毎年、今年こそ秋になったら・・・と思いつつ、忘れてしまい、冬になり、雪が降り、土が凍って植え替えができないことを繰り返し。

2022年10月、やっと植え替え開始!

地上部が枯れている状態だし、見た目からしても、木製のプランターがすでに崩壊しそうな勢い。ごろんとひっくり返すと、崩れることもなく、塊状態。
これは、もう、土がガチガチすぎる。
朽ちていて、持つところを間違えると崩壊寸前。
だからこそ水はけがよかったのかもしれないけど(汗)。
バケツに水を張ってジャボン。
そうでもしないと根が絡まって鉢底石を入れていたネットから外れない。
なんとかバラバラにできた。
次はプラスチック製のプランター。
このプランター買ったのってたぶん25年以上前だとおもう。
まだ賃貸アパート暮らしのときから使っていると思う。
もちろん、当時は山野草じゃないけどね、育てていたのは。
ごろんと転がして、鉢底石むき出し。
やっぱり鉢底石を入れていたネットに球根が・・・。
できるだけ根を切らないようにネットから外すのが大変で・・・。こういうときのためのメネデール!

植物に生じた切り口や、傷のついた部分から分泌される物質と結合し、膜状のものを作り出す働きがあるため、切り口や傷を保護するだけではなく、新しい根の発生にも役立つらしい。

メネデール100倍希釈液につけおき。

ここまで散らかしたら、終わるまでやめられない・・・。
この場所は、山野草育成エリアなので、鉢だらけ。
無事に大きくなったら地植え、もしくは、売る・・・。

本当は、このミヤマエンレイソウたちを地植えにしようと思っていたけれど、植えようと思っていた場所の苔を剥いだら、野ネズミ(ヒメネズミかアカネズミ)の穴が・・・。

野ネズミはこうやって地中に穴を掘るので、そのときに植物の根がやられてしまい、枯れてしまう。
百合のような球根は食べられることもある。野ネズミ対策のために、素焼きの鉢に植えてから、この鉢ごと地中に埋めて、上と周りを苔で隠そう。
そうすれば自然に溶け込むはず。残りは・・・また朽ちたプランターに植えるか・・・。
土が新しくなれば、勢いもでるはず。
園芸用の土(花ちゃん培養土)と日向土、ベラボンをまぜたもので水はけを良く。

これで失敗して芽がでなかったら・・・
10年が水の泡に・・・。
泣ける・・・。

この作業、朝10時からはじめて、昼食も摂らず、15時までかかった・・・。
根を切らないように外すのに2時間以上かかったのだ。
まぁ、途中、犬の世話があったけどね。

2023年4月

素焼き鉢に植えて苔でカモフラージュしたミヤマエンレイソウも無事に開花!

朽ちたプランターに植え替えた子たちも無事に芽が出た。

プラスチック製のプランターのものも大丈夫。

そして、2021年に撒いた種が発芽した!

ミヤマエンレイソウの種は、撒いてから発芽までに2~3年かかる。

札をたててあっても、油性ペンが消えてしまって、何を植えた鉢かわからないものもいくつか・・・・(苦笑)。

エンレイソウの芽は、発芽したてはこのように細長い葉。
来年になれば、3枚の葉になるはず・・・。
花が咲くのは、7~10年後。
先は長い。
そして、それまでいくつ残れるのか・・・?

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